かつて腕時計は、靴やバッグと並んで「ビジネス三種の神器」と呼ばれた神アイテム。だけど、今やビジネスの現場はスマホの台頭で一変し、SNSをはじめ、デジタルツールでのコミュニケーションが当たり前の環境に。そんな時代、doors世代は腕時計&スマホとどう付き合っているのか、リアルなところを徹底調査!
「仕事中、スマホでの時間確認はマナー違反?」「腕時計って必要なの?」など、みんなの「オンビジネスでの腕時計・スマホの使い分け&活用法」や、doors世代にふさわしい時計像を探ってみました。
※2020年5月8日~22日まで、日経doors会員読者を対象にアンケート実施

オンタイムの時間確認、8割以上が腕時計推し

 腕時計派、81.0%──。この数字は、オンタイムでの時間確認に使うなら、スマホと腕時計のどちらか好ましいかという問いに対する日経doors読者の回答だ。少々意外と思う人も多いかもしれないが、実際に普段から時計を身につけている人も、日常的につけているヘビーユーザーからオンタイムのみ、オフタイムのみの人まで含めると82.7%となり、大多数を占めていた。

 また、ビジネスの場で腕時計をつけた方がいいと考える人は、YESが56.3%、どちらかといえばYESが39.1%となり、あわせて98.4%という高い数値に。デジタルネイティブが増えている令和のビジネスシーンでも、ほとんどの人が「腕時計はマストアイテム」と認識していることが見えてきた。

使い分けラインはどこ? オンビジネスのスマホと腕時計

 ビジネスに腕時計は必須──そう思いつつも、実際にビジネスシーンでスマホをチラ見して時間確認をすることだってあるはずだ。みんなの「スマホで時間確認」ラインはどこなのか、ヒアリングしたところ以下の結果に。

 「ビジネスの場では一切使わない」という人は19%に留まり、「社内や同僚・後輩など、カジュアルな場であれば行う」(33.3%)、「社内であっても、目上の人がいる場では行わない」(13.8%)、「顧客が同席する場では行わない」(8.0%)といったように、スマホと腕時計をシーンによって使い分けていることがうかがえる。