イクメン・イクボスへの道のりにこそ注目したい

各社とも受賞までの道のりが平坦ではなかったことを、受賞発表後のレポートなどで知ることができる。社内規定の変更といった全社での取組と並行し、現場ごとのタスクの棚卸、チーム内でのタスク共有、育休や子どものための有給休暇が取得しやすい雰囲気の醸成など、多面的な戦略と、社員一人一人の地道な努力の結実なのだ。

受賞企業のイクメンたちが語る“育休取得を経た自身の成長の記録”は、下に紹介するサイトで読むことができる。時代に背中を押される形でイクメン企業へ舵を切り始めた経営者もいただろう。また、共働きの妻に言われ、当初は消極的だったがやむなく育休を申請した社員がいると“告白”する受賞者もいる。しかし結果的には、イクメン企業においては、男性社員の育休取得を支援したことが業務にも想像以上のメリットがあったと報告されている。また、育休取得者たち自身からは、育休を取得したことで家庭内に想像以上のメリットがあったと報告されている。


■育休取得をした男性社員たちの声はこちらから
「僕たち育休とってみた」 ――デキるパパと企業は不思議と一緒に進化する