新型コロナウイルス感染症への対応も評価に

今年、世界を揺るがせた新型コロナウイルス感染症は、職場にも家庭にも大きな影響を与えた。急遽広まった多くの業務でのリモートワーク化を始め、ビジネスシーンは想定外の変化の波に瞬く間に飲み込まれた。同時に、小学校等の休校など、子育てを取り巻く環境も激変した。

本年の「イクメン企業アワード」「イクボスアワード」では、従来の審査項目のほか、「新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえた仕事と育児の両立支援の取組」も審査に加え、迅速で柔軟な取組が問われる選考であった。受賞企業とその取組内容の発表が期待される。

イクメン企業・イクボスアワードで職場も人も変わる

育児・介護休業法で、育休は子どもが原則1歳になるまで、取得できることが定められている。そして政府は、男性従業員の育休取得目標を「2020年に13%」と掲げてきた。しかし残念ながら、その数はまだ7.48%にとどまっている。

「イクメン企業アワード」「イクボスアワード」が、厳選しスポットライトを当てる受賞企業や受賞者のレポートやナマの声は、私たち一人一人の行動が、暮らしやすい、働きやすい、生きやすい社会を作るということを再認識させてくれる。同時に、私たちが直面する働き方改革や自分自身のライフプランのヒント、そして、夫やパートナーがいる場合には、仕事と家事・育児のシェアについて語り合うための、魅力的な資料になるだろう。

取材・文/太田留奈 写真/Pony Wang(iStock)

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