斬新なビジネスモデルで上場達成、まだ数少ない「上場女性社長に」

大賞 端羽英子さん(42歳) ビザスク 代表取締役CEO

 「コロナ禍という逆風を乗り越え、圧倒的な成果を出した。まさに今年の顔」。審査員の意見が一致した端羽さんの評価ポイントは、「新しい時代に対応した、全く新しいサービスを発案し、作り上げた」ことだ。上場企業として、コロナによる市場大混乱の最中の船出でありながら、伸び続ける業績とオンリーワンの将来性を市場に認めさせ、株価は大きく上昇した。このビジネスモデルの発端が、自身が練っていた起業プランを「絶対に成功しない」と専門家に酷評された体験だというのは印象的。酷評された体験を彼女はポジティブにとらえ、「自分と同じように、有用な専門家の知見に触れられるサービスを作ろう」と考え、それを成し遂げた。

 そしてこの成功は、他の全てを犠牲にしても得たものではなく、自らの計画通りにはいかないライフイベントともしっかり向き合いつつ、迷い、失敗と軌道修正を繰り返しながら達成したもの。雲の上のエリートの活躍ではなく、多くの「普通の女性」たちにも勇気を与える活躍だったと、編集部では考えている。

【プロフィール】 端羽英子さん

1978年熊本県生まれ。東京大学経済学部卒業後、ゴールドマン・サックス証券に入社も1年で退職。日本ロレアル、米国留学、ユニゾン・キャピタルなどを経て、2012年にビザスクを創業。

「ビザスク」とは?

社外の人の知見を必要とする企業と、専門的知見や実務ノウハウを持つ個人をマッチングし、1時間という短時間のコンサルティングを提供する「スポットコンサル」を主力とするベンチャー。知見を提供する個人の「アドバイザー」は国内外で12万人以上が登録する。2020年3月に東証マザーズに上場。