日本で今、Buy Now Pay Later(BNPL・あと払い)サービスをリードしている「ペイディ」。このサービスを展開しているPaidyには、30カ国籍以上の社員が在籍しており、「ダイバーシティな環境でこそ、イノベーションは加速する」という企業文化が根付いているそうです。そんなユニークな職場環境の中で活躍している4人のリーダーに、自身のキャリアについて、過去・現在・未来を語っていただきました。

4人のリーダーが自身のキャリアチェンジに込めた思い

── みなさんがPaidyに入社されたきっかけや理由を教えてください。どんな思いでキャリアチェンジされたのでしょうか。

コバリ・クレチマーリ・シルビアさん(以下、シルビア) 2019年12月にCMO(最高マーケティング責任者)として入社しました。最初は迷っていたのですが、創業者のビジョン、ペイディのサービスを知るにつれて魅力を実感。同時に、私自身も最高責任者という役職を通じて貴重な経験ができるかもしれない、大好きな日本に貢献できるチャンスかもしれないと思い入社を決めました。これまでいろいろな国で様々な仕事を経験してきましたが、もしかしたら今が、一番楽しくてやりがいを感じているかもしれません。

<b>コバリ・クレチマーリ・シルビア</b>さん<br> CMO<br> ハンガリー出身。東京大学教養学部卒業後、ストラテジストとしてJWTに入社。06年アメリカ本社に転勤になり、ニューヨークと東京を拠点に5大陸のFortune 500および日系大手企業の事業戦略・マーケティング戦略を手掛ける。その後Ashridge HultでMBAを取得、電通を経てアーンスト・アンド・ヤング(EY)に入社、17年に日本に戻る。Netflix Japanを経て、19年12月からPaidy CMO。UX、マーケティング、PRを統括する
コバリ・クレチマーリ・シルビアさん
CMO
ハンガリー出身。東京大学教養学部卒業後、ストラテジストとしてJWTに入社。06年アメリカ本社に転勤になり、ニューヨークと東京を拠点に5大陸のFortune 500および日系大手企業の事業戦略・マーケティング戦略を手掛ける。その後Ashridge HultでMBAを取得、電通を経てアーンスト・アンド・ヤング(EY)に入社、17年に日本に戻る。Netflix Japanを経て、19年12月からPaidy CMO。UX、マーケティング、PRを統括する

川上沙織さん(以下、川上) トラベル業界に長らく従事し前職もとても働きやすい環境でしたが、出産後、新たなチャレンジをしてみたいと思ったのがきっかけです。多少不安はありましたが、前職で一緒に仕事をしていた方がすでにPaidyにいたこともあり、私も、日本にまだまだ浸透していないキャッシュレスの世界、これからますます生活に欠かせないものとなるフィンテックの世界に、思い切って飛び込んでみようかなと。これまで培ってきたECコンサルの知見、経験を生かしながら、日本を盛り上げていきたいと思い、19年6月に入社しました。

桐明しおりさん(以下、桐明) 20年8月に、Head of PRとして入社しました。業界の中でもすごくユニークなサービスでありながら、当時まだそこまで知られていなかった「ペイディ」を、どう世の中に紹介していくか、どんなふうにブランディングしていくかという、広報としての仕事にひかれたのが入社を決めた理由の1つ。さらに、社長面接の際に、「あなたがこれまでにやってこなかったことや、新たに成長できる領域がここにあると思えたらぜひ入社してほしい」と言われて、過去の経験に加えて私の成長機会を提供しようとしてくれていることがすごくありがたく、魅力を感じました。

海宝晃子さん(以下、海宝) 外資系の消費財メーカー2社でコンシューマーマーケティングに携わってきたのち、Paidyに21年5月にHead of Marketingとして入社しました。ペイディのプロダクトとしてのユニークさに加え、非常にダイバーシティのある環境だったことが決め手になりました。とはいえ、フィンテックという未知の世界で、自分はきちんと貢献できるのか迷いもありましたが、新たなチャレンジの機会にひかれて、決断しました。