企画展示「映画を塗る仕事」展
スタジオジブリの映画において、架空の世界にリアリティーを持たせ、キャラクターを生き生きと輝かせている「色」。風景、光、物の質感といった細かいディテールまで感じさせる、ジブリ映画の「色」を知ることができる企画展示が開催中です。
スタジオジブリの基礎を作り上げた故・高畑勲監督、宮崎駿監督が表現してきたもの、そのこだわりを彩色の面から解き明かす内容となっています。両監督を支えた色彩設計の故・保田道世さんの仕事が、当時のセル画を通じて紹介されます。スタッフの知恵と工夫を間近で見ることで、色で何が表現されたのかを感じてみてください。
午前十時の映画祭 10-FINAL デジタルで甦る永遠の名作
毎朝10時に全国58劇場で開催される映画上映イベント。「毎日、朝10時」から必ず上映されることで、多くの人が映画と出合う機会を増やしたいという願いがあるそう。一度スクリーンで見たかった名作、もう一度スクリーンで見たかった思い出の作品が見られます。
映画ファンから大きな支持を集め10年も続いてきた企画ですが、残念ながら今回がラスト。最後の1年間は、お客様の声も参考にして『E.T.』『風と共に去りぬ』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』など計27本を上映します。スクリーンで映画を心ゆくまで楽しみましょう。
夜空と交差する森の映画祭2019
毎回会場や世界観が変わり、その雰囲気に沿った演出の中で映画を楽しめる人気の映画祭です。今年のテーマは「いつのまにか」。静岡県沼津市にある「大人の林間学校」がテーマの泊まれる公園で、不思議な世界がつくり上げられます。
『きみに読む物語』などの長編やインディーズショートフィルムなどを、野外フェス形式で夜通し上映。会場には飲食ブースやテントサイト、トークショー、ワークショップなど、さまざまなコンテンツがあります。映画の感想を語り合ったり、キャンプを楽しんだり、森の中で思い思いに過ごせますよ。人気のあるイベントなので、チケットの発売開始(今夏予定)は要チェックです。
エンターテインメントとして楽しむだけでなく、知らない国について学んだり、社会問題について考えたり、不思議な世界に迷い込んだり……。映画を通じてさまざまな体験ができるイベントをご紹介しました。ぜひ映画を通じていつもとは違うひとときを過ごしてみてください。
文/ガラクティ
※2019年4月15日時点の情報です。内容は変更となる場合があります。