doorsは「SNS世代」とよばれる読者層に近いメディアになるために、公式ツイッターで発信を続けています。さらにdoorsのファンになってもらうため、ツイッターバナーをリニューアルすることを決めました。でも、何をどう変えたら読者の皆さんに親しんでもらえるのか……編集部で悩み、プロの力を借りることに……! SNSマーケティング支援を行っているテテマーチに協力してもらって、約3カ月間で新バナーを作り上げました。また、ツイッターをどうやって運用していけばいいのかアドバイスをもらいました。フォロワーを増やしたいなどSNS運用で悩む人にも参考になる内容となっています。リニューアルの様子を全5回で全公開します。第3回の今回はSNS戦略で大切なことについてです。

 前回に続いて、以下の4つの質問に対して、編集部の回答をテテマーチ執行役員でSNSプランナーの三島悠太さん、コミュニケーション室室長の福間昌大さんとディスカッションしている様子をお届けします。

・doorsが目指すメディアとは?
・チーム(編集部)のミッション
・なぜ、SNSが必要なのか?
・SNSでフォロワー獲得をした先に何を期待するのか?(リーチ以外で)

 前回、テテマーチさんからSNSにはフリー記事(会員登録なしで記事の全文を読むことができる)が適しているという指摘をもらいました。

有料会員になることのベネフィット

三島悠太さん(以下、三島) 有料会員登録が必要な記事と、会員登録がなくフリーで読める記事の使い分けは一つ議論ポイントですよね。また、重要なのは有料会員になることによるベネフィットをどうやって伝えていくかです。女性がキャリアを考える上では日xwoman doorsで有料会員になっておくといいと伝えられるといいですよね。

所属することがブランドに

福間昌大さん(以下、福間) 私はオンラインサロンのようなコミュニティーづくりが「有料会員獲得にはどうすればいいか」の答えになっていると思っています。いま若い世代に人気のオンラインメディアには、読者コミュニティーがあり、「そこに所属している自分イケてる」という欲求みたいなものがあると思うんです。

 そこに「所属することがブランド」になると、お金払ってでも人が集まってくるかなと思うのでそれは参考にしたらいいかなと。ちょっとSNSとはずれるんですけどね。

―― なるほど。「『日経doors』に登録しておけばこの先のキャリアは大丈夫」というようになったら、うれしいですね。コミュニティー作りも今着々と進めていまして……。その一方で、SNSで拡散できるような記事をどんどん作っていきたいなとは思っています。