doorsは「SNS世代」とよばれる読者層に近いメディアになるために、公式ツイッターで発信を続けています。さらにdoorsのファンになってもらうため、ツイッターバナーをリニューアルすることを決めました。でも、何をどう変えたら読者の皆さんに親しんでもらえるのか……編集部で悩み、プロの力を借りることに……! SNSマーケティング支援を行っているテテマーチに協力してもらって、約3カ月間で新バナーを作り上げました。また、ツイッターをどうやって運用していけばいいのかアドバイスをもらいました。フォロワーを増やしたいなどSNS運用で悩む人にも参考になる内容となっています。リニューアルの様子を全10回で全公開します。第4回の今回は公式アカウントと個人アカウントの使い分けについてです。

 doors編集部のSNS運用方針について、テテマーチ執行役員でSNSプランナーの三島悠太さん、コミュニケーション室室長の福間昌大さんとディスカッションしている様子をお届けします。今回からはSNSの企画・制作ディレクションを担当しているdoors世代である20代の高味里帆さんにも意見をもらいました。前回、テテマーチから宿題として出されたPDCAサイクル表を編集部で議論して、完成させました。

日経クロスウーマン doors編集部で実際に考えたPDCAサイクル表はこちら
日経クロスウーマン doors編集部で実際に考えたPDCAサイクル表はこちら

どこまで個性を出していいの?

三島悠太さん(以下、三島) 編集部内のディスカッションで出た疑問点はありますか?

編集部(以下、――) 編集部員がそれぞれ個人のTwitterを開設して、記事をPRしています。それと編集部の公式 Twitterをどう両立していけばいいのかを悩んでいて。編集部員もそれぞれ個性を出していこうかという話になったのですが、どこまで個性を出していけばいいのか分からない。出し過ぎてしまうとキャラクターを演じるみたいになってしまってどんどん苦しくなっていくのではという話もあって。キャラを出すことで公式ツイッターにもいい影響ってあるのかなっていうのが疑問です。

公式と個人アカウントのすみ分け

三島 公式ツイッターと個人ツイッターのすみ分けというところと編集部員がどういう個性の出し方をしていき、フォロワーを増やすかというところですよね。あとは公式ツイッターを今後誰が運用するかという問題もありましたよね。

―― 今は編集部とは離れたSNS運用をする部署の担当者が運営していますが、公式ツイッターも編集部員がそれぞれ日替わりでツイートしていく態勢にしようかとも考えています。その場合、それぞれツイート内容の特徴が違うので、公式ツイッターそのものがぶれていきそうな懸念もあります。