doorsは「SNS世代」とよばれる読者層に近いメディアになるために、公式ツイッターで発信を続けています。さらにdoorsのファンになってもらうため、ツイッターバナーをリニューアルすることを決めました。でも、何をどう変えたら読者の皆さんに親しんでもらえるのか……編集部で悩み、プロの力を借りることに……! SNSマーケティング支援を行っているテテマーチに協力してもらって、約3カ月間で新バナーを作り上げました。また、ツイッターをどうやって運用していけばいいのかアドバイスをもらいました。フォロワーを増やしたいなどSNS運用で悩む人にも参考になる内容となっています。リニューアルの様子を全10回で全公開します。第5回の今回は公式アカウントのトーンやマナーとKPI設計についてです。

 日経xwoman doors編集部のSNS運用方針について、テテマーチ執行役員でSNSプランナーの三島悠太さん、コミュニケーション室室長の福間昌大さん、SNSの企画・制作ディレクションを担当しているdoors世代で20代の高味里帆さんとディスカッションしている様子をお届けします。前回「ツイッターの公式アカウントでファンを獲得する方法は?」と同様、テテマーチから宿題として出された「Twitter運用におけるPDCAサイクル表」について、アドバイスをもらいました。

アカウントの共通ルール

三島悠太さん(以下、三島) doorsの読者ターゲットは、「仕事に意欲的で、プライベートもいろいろなチャレンジをしている人」ですよね。全体的にポジティブで高揚感のある伝え方やまとめの仕方がいいですね。こういうのがアカウントの共通ルールになると思います。

 例えば「。」とか「、」だけじゃなくて「!」が入るなど、元気な感じがうけるかと。かわいすぎなくていいと思うんですが、絵文字が入ると明るい印象になります。

 あと大事なのはフォロワーとのコミュニケーションで、記事を引用したり、シェアしてくれたりした人には「いいね」やリツイートするといいですね。シェアやリツイートされると「うれしいな。自分たちの感想をちゃんと見てくれているんだ」と思ってくれるはずです。

編集部(以下、――) 積極的にコミュニケーションしていきたいですね。

三島 1日の記事配信はどれくらいを考えていますか?

―― 15本くらいだったらいけるかも……。

三島 本数はそんなに多くなくてもいいと思います。例えば15本のうち5本に注力をして画像付きのツイートを作成するという感じでよいかと思います。