クラウドソリューション事業を手掛けるキャップクラウド(東京都渋谷区)で入社2年目の松永文音さん(24歳)。インターン中から組織刷新に携わり、2019年1月に新設された広報室マネジャーに抜擢された松永さんの仕事への思い

スーパーフレックスという働き方で広報室マネジャーに

 松永さんは週の半分は東京・渋谷駅から徒歩数分の本社に、もう半分は新宿駅から高速バスで1時間40分の山梨・富士吉田で同社が運営するコワーキングスペース「anyplace.work 富士吉田」に出勤する。

コワーキングスペース「anyplace.work 富士吉田」でインタビューに応じる松永さん

 渋谷と富士吉田を行き来するからこそ見えてくるものがあると松永さんは言う。

 「渋谷の環境とは違って富士吉田は情報や雑音が圧倒的に少なく、クリエイティブな思考に専念できます。働く場所を変えることで自分の立ち位置も人との出会いも価値観も多様化して、物事を複眼的に捉えることができるようになったと思います」

取材当日は快晴。「anyplace.work 富士吉田」からはこんなに大きく富士山が望める

 富士吉田は人が少なくて寂しくないかと尋ねると「いえいえ、実はそれが逆で……」と笑われた。

 「都会のほうが他者との関係性が弱いので孤独を感じやすいんです。地方は近所の方々とのつながりも強く、人とのコミュニケーションが温かい。どちらにも長所・短所があるんですよね」

「anyplace.work 富士吉田」のオフィススペース

 大学を卒業後、正社員になった松永さんには翌年から週40時間いつどこで仕事をしてもいいというスーパーフレックスの働き方が認められた。萱沼社長の出身地である富士吉田の地域おこし協力隊と連携し、コワーキングスペース新設が決まるや否や、松永さんは「やらせてほしい」と手を挙げ、2018年1月に同事業のマネジャーに就任。9月のオープンを迎えた。そして、2019年1月には新設された広報室マネジャーのポストに着任した。