理想のイメージをチェックしよう

 業界・企業イメージを把握したら、次はいよいよ自分の理想のイメージのチェックです。誰しも職場では「やる気に満ちている」「クリエイティビティに富んでいる」「リーダーシップを発揮したい」など、自分が理想とする姿がありますよね。

 ワーキングウーマンが登場する映画やドラマで服装を細かくチェックしてみましょう。どんなデザイン・色・素材の服を着ているでしょうか。あるいは、ニュースキャスターや話題の起業家、はたまた一緒に働いている先輩など、憧れている人物をチェックするのも手です。

理想に近づくための「形・色・素材」選び

 具合的なアイテム選びのプロセスを見ていきましょう。例えば、憧れのニュースキャスターのイメージに近づきたい場合。

【例】憧れのニュースキャスターに近づきたい

(1)イメージを把握する
 ニュースキャスターと言えば、知的かつ共感される柔らかさを持ち合わせたイメージ。テレビ番組で衣装を提供しているブランドを調べたり、ブログで着用アイテムをチェックしたりする。

(2)イメージとのギャップを知る
 ニュースキャスターが着用している形をトライ。例えば、ノーカラージャケット。ノーカラージャケットが、自分の骨格に合うかどうかをチェック(連載第2回・「信頼される」ビジネスファッション戦略 演出力を指南 参照)。

 もし、ノーカラージャケットが骨格に合わないのなら、自分の骨格に合うジャケットをチョイス。ニュースキャスターのイメージとのギャップを埋めるには、色と素材でカバーする。例えば、色はネイビーや黒などのベーシックカラー、素材はとろみ素材。

(3)イメージを演出する
 ニュースキャスターの雰囲気を意識しながら、自信を持って行動を!

 大事なのは、憧れのイメージを描くのと同時に、自分を客観視してみること。憧れのイメージまでのギャップを埋めるために、どんな形・色・素材の洋服を選ぶといいのかが見えてきます。