「自分のモノサシ」を持ってチャレンジしよう

 「理想の姿と自分にギャップがあり過ぎて……」という場合も、「諦めるのはもったいない」と余語さんは言います。

 「『他人と比較して落ち込む』のは日本人女性の悪いクセ。また、意外に『親から○○は似合わないと言われた』と親のモノサシを引きずっている人も多いんです。『私には無理』と諦めず、自分のモノサシをしっかり持って、自分と向き合いましょう。もしも骨格や顔色のトーンが理想像とは違っていても、それは個性。その良さを生かしつつ、理想の姿に近づく服選びのチャレンジを楽しんでみて」

理想像をビジュアライズする習慣化を

 幸いにも今はSNSやInstagramなど、どこからでも情報を得られる時代。気になるファッションを書き留めるのは難しくても、理想像の画像をストックするのならば楽しんでできるはず。

 「日ごろから『こんな女性になりたい』という理想像をストックしておくと、年代やキャリアのフェーズが変わったときにも対応できます。ぜひ、理想の姿をビジュアライズすることを習慣化してくださいね

「こんな女性になりたい」というイメージをストックしておきましょう
「こんな女性になりたい」というイメージをストックしておきましょう

取材・文/三浦香代子 イラスト/itabamoe イメージ写真/PIXTA 構成/浜田寛子(日経doors編集部)