仕事における「自己ブランド」を築くためのノウハウをお伝えしてきた当連載。最終回の本日は、読者から寄せられたお悩みにブランディングコンサルタントの余語まりあさんがお答えします。服装からメイク、SNS活用まで、たっぷり聞きました。
好きな服と仕事服が違う… どうすればいい?
好きな服とオフィスに合う服が違う場合、できる限り仕事においては「オフィスに合う服」を優先しましょう。デザインはオフィス向けにして、色は自分の好きな色を取り入れるなど、「好き」と「仕事向き」のバランスを考えてコーディネートを考えるといいですね。例えば、第4回『理想の自分を演出するための「服の形・色・素材」選び』で紹介したように、素材や服のシルエット、色選びに気を使うといいでしょう。
「柔らかい印象を与えたい」ということですが、夏場では、透けている素材やふわふわとしたシフォン素材に安易に走らないように。幼く見えやすくなるので、それを防ぐには、直線的なシルエットをイメージするとよいでしょう。その上で、色を好みのものにしましょう。
また、寒色が好きなのに、暖色のほうがお似合いだということですが、無理に暖色を取り入れる必要はありません。同じ寒色系でも、パステルカラーを選べば柔らかい印象を演出できます。
ヘアアレンジで幼くならない方法は?
髪が長い女性の場合、おろしているか、結んでいるか、そして前髪があるかないかで印象は大きく変わります。ミディアムロングでヘアアレンジをされたいということであれば、一つ結びでも髪を結う位置を変えてみてください。同じポニーテールでも、結ぶ位置によって見え方が変わります。
大人っぽく見せたいのであれば、低い位置で髪の毛をまとめるといいですね。高い位置で結ぶと、若々しくフレッシュな印象になります。ですので、会議などでは低めの位置で結ぶ、後輩や同僚に親しみやすい雰囲気を与えたいときは高めで結ぶなど、シーンによって使い分けるとよいと思います。
また、前髪を作り、目の上までかかる長さにすると幼い印象を与えがちですが、前髪を伸ばして横に流すとぐっと大人っぽく見せることができます。