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起業NEXTdoors

モデルMIKA ロースイーツパティシエを目指した理由

故郷フィリピンの雇用にもつなげたい 社会貢献を意識して、ネットワークを最大活用

doors世代の起業家たちは、いつ事業のアイデアを考え、どうやって起業までたどり着いたのか。何につまずき、何が転機となったのか。起業の先にどんなドアを開こうとしているのか。さまざまなフェーズに立っている注目の起業家や事業を立ち上げたdoors世代を取材する連載「起業 NEXT doors」。今回は、モデルとして活躍しながら、ロースイーツブランド「Vian」をローンチし、パティシエとしての新しいキャリアのスタートを切ったMIKAさんに話を聞いた。こちらは後編。

モデルMIKA デブと言われた過去とコロナうつを経て
モデルMIKA ロースイーツパティシエを目指した理由 ←今回はココ

 「太っていたコンプレックスや存在価値を見失った過去など、自分の経験を生かして、世の中に必要とされているものを届けたい」――そんな気持ちから、食べることへの罪悪感が少ない健康的なロースイーツにたどり着いたMIKAさんだったが、最初は、どうすれば、漠然と抱いている自分の理想を実現できるのか、はっきりとしたイメージが持てずにいたという。

 ただ、MIKAさんの「何らかのかたちにして届けたい」という思いは強く、自分の力で情報を集め、仕事は減っていたものの、自分の貯金を使って、ロースイーツのオンラインレッスンを受講してみることにした。「そこで初めて、ロースイーツを試作したんです。そうしたら、それまでに感じたことのないおいしさに出会えて感動しました!」

 最愛の祖母が急逝したショックで、1カ月間ほとんど食事が喉を通らない状態を経験した直後だった。ロースイーツのおかげで、MIKAさんの中に、食べることの楽しみがよみがえってきた。「ああ、自分は、食べることも作ることも、大好きだったんだな!と強く自覚しました」

「やりたい」という思いに従おう

 そして2020年7月、対面で学ぶ基礎講座を受講し、ロースイーツプランナー初級の民間資格を取得。11月には、さらに上のレベルの上級も取得した。

 「当時は、民間資格を取得しても具体的にどう役立てればいいのか分かりませんでした。ただ、引きこもった生活から脱出し、何かに興味を持てたのは、私にとって、前進してる証拠。1カ月間、何もできなかったことを考えたら、すごい成長だ! と前向きに捉えると、ただただ、うれしかったんです。

「『やりたい』という自分の気持ちにまっすぐ従おうと思いました」
「『やりたい』という自分の気持ちにまっすぐ従おうと思いました」

 学べば学ぶほど、ロースイーツのおいしさをより多くの人に知ってもらいたいという気持ちが強まる。「試作を繰り返す中で、自然に、これを商品として販売してみたらどうだろう……と考えるように。モデルという仕事柄、私は発信する側にいる。我慢して得られる美しさではなく、おいしいものを食べながら健康な体を得られる経験をより多くの人に届けられるんじゃないかとも思いました」

 MIKAさんはモデル事務所に相談し、メニュー開発の時間を確保したスケジューリングを提案。ロースイーツ事業を始めることに集中できるよう、環境整備をしながら、マーケティングを兼ねて、知り合いのジムのキッチンで試作を始めた。

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