人生へのモチベーションを取り戻す

 人生に希望が持てないまま、地元・新潟の大手外資系保険会社で事務職として仕事を始めた岩崎さんが、「人生へのモチベーション」を取り戻したのは、その会社で出会った営業担当者の働きぶりを見たから

 「さまざまな業種のトップ営業担当者がヘッドハンティングで中途入社している会社だったんです。成果報酬制なので、みんながフルコミッションしていて。そんな前向きな姿に、私も頑張らなきゃいけないなと背中を押してもらえました」

「事務職としての仕事に真剣に取り組むようになったら、営業職への転身を打診されました。私はその評価がとてもうれしくて。自信を取り戻していきました」
「事務職としての仕事に真剣に取り組むようになったら、営業職への転身を打診されました。私はその評価がとてもうれしくて。自信を取り戻していきました」

 仕事へのモチベーションが高まり、新潟での将来を肯定して考えられるようになった岩崎さんは、次第に「この地で結婚して子育てをする」というビジョンに前向きな意識が芽生えてきたという。「そこで、子どもも彼もいないのに(笑)、ここでどんな子育てができるかなと具体的にイメージし始めたんです」子どもが生まれたらどんな学校に通わせたいかなど、想像を膨らませながら、いつしか、具体的な情報を調べるようになっていった。