桃山商事が解説 男友達がいて現状に不満はないのに、なぜ、将来が不安なのか
A子さんがこの問題についてどう考えているかは分かりませんが、妊娠や結婚のこと、仕事やお金のこと、家族や友達のことなど……これからの人生で考えるべき問題（決定していないこと）が多く、また状況も刻々と変化していく中で、「この先どうなるのだろうか？」「今のままでいいのだろうか？」という不安にさいなまれる──。おそらくこういった日々を過ごされているのではないかと想像します。
「恋愛モードになるのが嫌」とは、そこまでして恋愛したくないという気持ちの表れだと思いますが、なぜそのことが問題になるのかというと、この不安を解消するためには誰かと安定的なパートナーシップ（例えば結婚したり、特定の彼になるような）を結ぶという手段が有効で、それには苦手な恋愛を避けて通れない……と考えているからではないでしょうか。
つまり、結婚と恋愛がセットになって結びついている──。このことが不安の発生源になっていると考えられます。
恋愛モードがしんどいときに、結婚を考える選択肢（下） に続く
文／清田隆之（桃山商事） 写真／PIXTA
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日本で働き、オーストラリアで家族と過ごす「往復生活」をしている小島慶子さん。子育ても終盤にさしかかり、「これまでとは違う新たな一歩」を踏み出しつつある小島さんが、新たな気付きや挑戦を語っていきます。
有名無名を問わず、ADHD（注意欠如・多動症）やLD（学習障害）などの発達障害をバネにして活躍している人はたくさんいます。彼らのインパクトは強く、発達障害は自分の個性や強みに変えうる障害、というポジティブなイメージを発します。その一方で、うつ病やHSP（Highly Sensitive Person＝とても敏感な人）などと並んで、生きづらさの原因として認知されているのも事実です。特に女性の場合は女性ホルモンの関係で症状が目立ちにくく、治療につながらないまま大人になって、社会の無理解に苦しみやすいといわれます。厚生労働省の「2016年生活のしづらさなどに関する調査」によると、発達障害と診断された男女の割合（不詳1.2％を除く）は、男性が68.8％、女性が29.9％。男性のほうが2倍以上と多い結果ですが、早稲田メンタルクリニックの益田裕介院長は、「実際には女性も同等数いると思われます」と言います。全3回で詳しく解説します。
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