「今、特定の彼はいないけれど、男友達がいます。いわゆるソウルメイト的な関係です。だから現状に不満はない。でも、将来を考えると、ちょっと不安…というか…」――今回はこんな、doors世代のリアルな声を、恋バナ収集ユニット「桃山商事」の清田隆之代表が、真剣に丁寧に因数分解して、ロジカルに考えました。

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自分が「恋愛モード」になるのが気持ち悪い

今、私には特定の彼はいません。でも、声を掛けたらすぐに遊べる男友達が4人。彼らと一緒にいると心地よくて、女友達と会うより断然いい。女友達と会うと、ナチュラルにマウンティング思考がお互いに働いて幸せ比べをしてしまうので。

彼らはお互いに顔見知りでもなんでもなく、接点はありません。セックスも、流れですることはありますよ。でも、そのうちの誰かが特定の彼になるわけではないですね。強いて言うなら、ソウルメイト的な関係です。相手に幸せになってほしいと心から思える関係です。

実は、自分が彼のことばかり考えてしまうとか、彼の言動に振り回されるとか、そういう恋愛モードになるのが嫌なんです。疲れますし、めんどくさい。でも、ふと思うんですよね。この状態をいつまで私、続けるんだろうな、って。
(A子、27歳、マスコミ、営業)

なぜ「現状維持」ではダメなのか

 現状にとりわけ不満はないが、ずっとこの状態を続けていいのか不安も抱いている──。今回のA子さんの現在地を端的に表すとこうなるかと思います。

 不満がないというのは、ある程度「満ちている」ということです。居心地がよく、ソウルメイトと思えるほど親密で、ときにはセックスまで楽しむことができる4人の男友達の存在は、「恋愛モードになるのが嫌」というA子さんにとって貴重な存在だと思います。