「まっとうな恋愛」とはどういうものか

 相談文を読むと、「まっとうな恋愛」の条件として「結婚対象」であることが挙げられています。恋愛と結婚は別のものなので、恋愛感情のない相手と結婚することもできるし、結婚につながらない人とだって恋愛はできるはずです。

 しかし、H子さんはそこをセットに考えている。つまり、恋愛対象と結婚対象が重なる部分にいる男性しかその候補になり得ないわけですよね。

まっとうな恋愛の対象は、円が重なった部分にいる人のみ、ということになる
まっとうな恋愛の対象は、円が重なった部分にいる人のみ、ということになる

 それをより具体的に言語化してみると、「仕事もできて人としても魅力的で、経営者としての自分に引いたりせず、公私にわたっていろんな話ができる独身の男性」という感じになるかと思います。

 相談文の最後には「これは私自身の問題でしょうか?」とあります。

 これは「私ってわがまま?」「欲張りすぎ?」「人とズレてる?」「妥協すべきか?」といったニュアンスを意味しているのではないかと想像しますが、さて、これのどこが「問題」なのでしょうか?