「方向性が分からない」という混乱の正体
そしてH子さん自身も、男性は「年齢」重視で、35歳という数字が出会いの場で不利になるのではないかと考えているように見受けられます。
周囲のアドバイス通り理想を下げたほうがいいのかなと思う一方、そこまでして相手を探したいわけでもなく、どうしたらいいか分からなくなっている……。おそらくそれが、「方向性が分からない」という混乱の正体です。
バツイチ35歳 出会いたいけど方向性が分からない(下)に続く
文/清田隆之(桃山商事) 写真/PIXTA
人見知りでマッチングアプリはしんどい 出会いたいけど方向性が分からない
そしてH子さん自身も、男性は「年齢」重視で、35歳という数字が出会いの場で不利になるのではないかと考えているように見受けられます。
周囲のアドバイス通り理想を下げたほうがいいのかなと思う一方、そこまでして相手を探したいわけでもなく、どうしたらいいか分からなくなっている……。おそらくそれが、「方向性が分からない」という混乱の正体です。
バツイチ35歳 出会いたいけど方向性が分からない(下)に続く
文/清田隆之(桃山商事) 写真/PIXTA
バックナンバー
日本で働き、オーストラリアで家族と過ごす「往復生活」をしている小島慶子さん。子育ても終盤にさしかかり、「これまでとは違う新たな一歩」を踏み出しつつある小島さんが、新たな気付きや挑戦を語っていきます。
有名無名を問わず、ADHD(注意欠如・多動症)やLD(学習障害)などの発達障害をバネにして活躍している人はたくさんいます。彼らのインパクトは強く、発達障害は自分の個性や強みに変えうる障害、というポジティブなイメージを発します。その一方で、うつ病やHSP(Highly Sensitive Person=とても敏感な人)などと並んで、生きづらさの原因として認知されているのも事実です。特に女性の場合は女性ホルモンの関係で症状が目立ちにくく、治療につながらないまま大人になって、社会の無理解に苦しみやすいといわれます。厚生労働省の「2016年生活のしづらさなどに関する調査」によると、発達障害と診断された男女の割合(不詳1.2%を除く)は、男性が68.8%、女性が29.9%。男性のほうが2倍以上と多い結果ですが、早稲田メンタルクリニックの益田裕介院長は、「実際には女性も同等数いると思われます」と言います。全3回で詳しく解説します。