「20歳年上彼氏と遠距離恋愛をしています。彼は会社を経営しているのですが、新型コロナウイルスの影響で仕事が少なくなって、不安を覚えているようです。こんな状況なので、彼は結婚の具体的なことを何も示さない。一方、私は30代半ばで早く結婚して出産したい。待つには時間がもうないと思っています」――今回はこんな、doors世代のリアルな声を、恋バナ収集ユニット「桃山商事」の清田隆之代表が、真剣に丁寧に因数分解して、ロジカルに考えました。

前編 コロナ禍で遠距離恋愛 早く結婚して出産したい(上)
後編 コロナ禍で遠距離恋愛 早く結婚して出産したい(下) ←今回はここ

彼の態度は正しいの?

 コロナによって仕事が減っているというのは彼にとって、不幸な状況です。経営者ともなれば、会社の存続や従業員の給料など含め懸念事項が山ほどあるはずで、頭の中がそれらで圧迫されていても不思議ではありません。「そこが解消しない限り、私との今後のことが考えられないのは分かるんです」とN子さんも言っているように、確かに大きな障壁だろうと想像します。