最近、「学生のときに結婚相手を見つけておけばよかった」と深く後悔するようになりました。まわりの友人が結婚ラッシュで、みんな相手の男性は大学生のときから付き合っていた人ばかり。交際期間が長いので、お互いをよく知っていて信頼関係があるし、素朴だけど大企業に勤めていたり、士業に就いていたりとハイスペックな男性も多いんです。今回はこんな、doors世代のリアルな声を、恋バナ収集ユニット「桃山商事」の清田隆之代表が、真剣に丁寧に因数分解して、ロジカルに考えました。

前編 学生のときに結婚相手を見つけておけばよかった(上)
後編 学生のときに結婚相手を見つけておけばよかった(下) ←今回はここ

■お悩み
 最近、「学生のときに結婚相手を見つけておけばよかった」と深く後悔するようになりました。まわりの友人が結婚ラッシュで、みんな相手の男性は大学生のときから付き合っていた人ばかり。交際期間が長いので、お互いをよく知っていて信頼関係があるし、素朴だけど大企業に勤めていたり、士業に就いていたりとハイスペックな男性も多いんです。

 私は学生時代、特に結婚を意識することなく男性と交際していました。大学のときの彼氏とは社会人になってから早々に別れてしまいました。26歳ごろから結婚を意識するようになり、マッチングアプリや合コン、街コンなどいろいろ試してみましたが、信頼できて、結婚に良さそうな人とはまだ出会えていません。会社の男性を見渡してもいい人はみんな結婚してしまっている。これから先、婚活を続けてもいい人に出会えるのか……。学生時代から結婚のために真剣に動いていればよかったと悔やんでも悔やみきれません。コロナ禍で出会いが少ないことや来年で30歳になることに強く焦りを感じています。私はこれからどうすればいいでしょうか。
(29歳、メーカー広報、C子)

婚活の場はミスマッチ?

 過去への後悔とは視点を変えれば、現在のC子さんが望んでいるものとも言えますよね。つまり、結婚や恋愛を目的としない出会いの中でコミュニケーションを重ね、「お互いをよく知っていて信頼関係がある」相手を見つけたい……というような思いです。そのように考えてみると、「マッチングアプリや合コン、街コン」といったものがC子さんの希望とミスマッチの場であることが見えてきます。