女性向けエンパワーメントメディア「BLAST」のCEOとして活躍中の石井リナさん。石井さんはフェミニストを名乗っています。フリーライター・ニシブマリエが今の日本女性が直面する問題と解決策について聞きました。

フェミニストと名乗ることのハードル

 前回の記事・フェミニストは男嫌いのブスだと思っているあなたへ では、フェミニズムは男性を敵視することではなく、性差別の解放、つまり男性も女性も自分が思うように生きたらいいという概念であることをご紹介しました。

 一方で、こんな声もしばしば聞こえてきます。

 「私はフェミニストじゃないんだけど、女性はアラサーになると周囲に結婚の心配されたり、世間一般的に『家事と子育ては女性がやるもの』という空気が流れてたりするのには納得いかない」

 えっと、それ、、、ごりごりのフェミニズム的考えだけどな!?!?!?

 と突っ込みつつも、「私はフェミニストじゃないんだけど」という枕詞(まくらことば)をつけたくなってしまう気持ちも分からんではありません。どんな思想かを理解していても、世の中には「フェミ」という言葉に拒否反応を示す人たちも、フェミニストを名乗るミサンドリスト(男性嫌悪)も実際にいるので、つい予防線を張っちゃうんですよね。

 呼び方が全てじゃないけど、「『それフェミニズムやで』案件」はあちこちにあるのに、フェミニストという言葉には一瞬ちょっと構えるような反応を示されるのはなぜなんだろう

 ということで、エンパワーメントメディア「BLAST」のCEOで、自身でもフェミニストを公言している石井リナさんにお話を聞きに行ってきました。

「BLAST」CEO石井リナさん

 「フェミニストと名乗ることに抵抗はなかった?」と聞くと、リナさんは「ないですね」と一蹴。「だって『フェミニストじゃありません』って、『私は差別主義者です』って言ってるようなものじゃないですか」と続けます。この「当たり前」感が、私たちに必要なものなんだろうな。