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わたしのレジュメ

私の道はつながっていた――がん患者を支援したい

後編 ドキュメンタリー制作、マギーズ東京開設…運命的な出会いの連続

乳がんを患い、8カ月に及ぶ闘病生活を経て職場復帰をした鈴木美穂さん。再び記者としてがんに関する情報を発信するとともに、プライベートでもがん患者のために精力的に活動を続けます。運命的な出会いを経て、ついにマギーズ東京センターの開設にこぎ着けました。

前編 がんは私に多くのことを教えてくれた
後編 私の道はつながっていた ←今回はここ

がんになったから伝えられることがある

 2009年1月に8カ月の休職を経て職場復帰した私は、休職前と同じ記者としてのポジションで働くことになりました。ただ、当然大病を患った身ですから、寝る間も惜しんで働くバリバリの記者の道はあきらめなければなりません。ただ、自分なりの情報発信の方法があると考えていました。闘病を経験したからこそ、上から目線にならずにがんについて伝えられることがある、がんで苦しんでいる人の力になりたい、がんになっていない人にも理解を広めたい――そんな思いを抱いていました。

 がんになった人の日常に密着したドキュメンタリーを制作したり、厚生労働省の担当記者としてがんや病気に関するニュースを追いかけたりする日々が続きました。そんななか出会ったのが、山下弘子さんです。生命保険会社アフラックのCMに出ていたといえば思い出す方も多いのではないでしょうか? 彼女は大学1年生、19歳のときに肝臓に巨大ながんが見つかり、余命半年を宣告されました。その後手術したものの、再発転移を繰り返していました。

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