1. 日経xwomanトップ
  2. doors
  3. わたしのレジュメ
  4. 自分を苦しめていた「優等生であるべき」という呪い
わたしのレジュメ

自分を苦しめていた「優等生であるべき」という呪い

渡辺彩香 「他人の評価」軸で生きていた自分と決別、人生をリスタート

総合商社に勤める夫の海外転勤にともない、駐在員の妻として暮らすことを決めた渡辺彩香さん。いざアメリカへ旅立つというそのとき、夫から届いたメッセージに驚きを隠せませんでした。それから人生のどん底に突き落とされ、再び幸せをつかむまでの涙のインタビュー・後編です。

前編 ヒロイン役で声優デビュー、ハイスペ婚から落ちた「闇」
後編 自分を苦しめていた「優等生であるべき」という呪い ←今回はここ

離婚を決意させた夫の一言

 アメリカへの出立を目前に控えたある日。夫から送られてきたLINEの内容に、我が目を疑いました。「いろいろ考えたんだけど、やっぱり別れてほしい」。私は、頭が真っ白になり、しばらくぼうぜんと立ちすくんでしまいました。

 「別れたい」と言う夫と「別れたくない」私の話し合いは、平行線をたどる一方。帰国を渋る夫に一度帰ってきてもらい、親を含めて結論を出すことになりました。

 夫の言い分は「アメリカで新しい夢を見つけたから、家族の存在が重くなった」というもの。私には納得し難い理由でした。

 しかし、夫の気持ちは変わることなく、話は離婚の方向へ……。ふと、「猫はどうするの?」と尋ねると、夫は「誰か飼ってくれる人を探せばいい」と答えました。

 この言葉を聞いたとき、夫への思いがブツッと切れました

 「自分で飼い始めたにもかかわらず、動物さえも無責任に投げ出すんだ……」。夫と私、あまりにかけ離れた価値観の違いにようやく気付き、別れる決心がつきました

 しかし、離婚の条件が折り合わず、弁護士を入れた話し合いに発展。ここから、私は長きに渡る協議と、どん底の日々を送ることになったのです。

会員登録で記事クリップやキーワードのフォロー、
My doorsの設定が可能になります