歩き方を変えるだけで運動量&代謝をアップ
せっかくたんぱく質をちょい足しするなら、この期間、運動的な要素も加えたい。だけど運動する時間を確保するのが難しいのが、忙しく働く女性たち。ならば、毎日の歩行を、筋肉を意識するものに変えてみよう!ということで、希望者にポスチュア(姿勢)スタイリストのKIMIKOさんによるウォーキングレッスンも受講してもらいました。KIMIKOさんが提唱するポスチュアウオーキングは、下半身の後ろ側の筋肉を意識して使う歩き方。きれいな姿勢で歩くコツが身につけば、外見も若々しく見えること間違いなしです!
「まず背骨を立て、お尻の穴をキュッと引き締めて骨盤を立てます。歩き始めは前傾にならないように。顔から進んではだめ!下半身が“エンジン”で、上半身は“お客様”。つまり、上半身が後からついてくるイメージで。まず足を前に出したら、かかとから着地する。そして膝を曲げずにかかとから足の指までを順番に下ろしながら、地面を後ろに蹴っていきます。このとき足指と足裏をしっかり使いましょう」
そう言いながら、簡単そうに歩くKIMIKOさんですが、実際にやってみると、「頭で考えるとロボットみたいになっちゃう!」という声が散見。手と脚が一緒に出てしまう人も…。
でも10分ほど歩いて慣れてくると「普段、お尻の筋肉が使えてないことがわかる!」「お腹痛い!!腹筋使うからかな」といった声が。使いたい筋肉を意識しながら歩くだけも、筋肉痛が出そうです。
「この歩き方をすると、脚の後ろ側が大きく使われます。当然運動量が上がり、代謝が上がります。ハムストリングスをたくさん使うから、たんぱく質をきちんととってくださいね」とKIMIKOさん。
靴も普段から歩きやすいものを選ぶことがポイントだそう。「人生を運ぶ脚です。ぜひ大切にしてください」とKIMIKOさんからエールをもらい、これから2カ月、きれいな姿勢で歩くぞ!とみんなで気合を入れて、レッスンは幕を閉じました。
・骨盤を立てる。下半身が重要で、上半身は“お客様”
・かかとから着地し、膝を伸ばす
・足の指で床を押しながら蹴り上げる
・体が前に乗り替わるまで後ろ足を蹴らない
・膝を曲げるのは脚を前に運ぶ時だけ
・歩きやすい靴を履こう!
「栄養」と「正しい歩き方」について学んだあと、効果を比較するために「今の状態」を測定し、いよいよ、たんぱく質ちょい足しプロジェクト開始!9月24日~11月17日までの8週間の実験で、心と体はどう変わったのか?下編ではその結果を中心にお伝えします。
取材・文/磯部麻衣 撮影/皆木優子 構成/黒住紗織(ヘルシー・マザリング・プロジェクト)
将来、赤ちゃんが欲しいと思っている人に、「転ばぬ先の杖」として知っておいてほしい大切な情報を伝え、若い女性の栄養問題など、現状の問題点を解決する方法を提案していくプロジェクトです。
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