ライフログとしての活用法

 さらに、このタイムライン機能はライフログとしても活用できます。以前は、別のライフログアプリを使っていたのですが、忘れっぽいのでアプリへ記録すること自体を忘れてしまい……。でも「Googleマップ」の場合は、タスクごとに自分でアプリを操作しなくてもいいので、無理なく続けることができました。

 記録さえできていれば、時間の使い方を見直すときにも役立ちます。私は副業をしているのですが、カレンダーとタイムラインを照らし合わせて、2週間分の行動をグラフ化し、時間の使い方を分析しています。関わるプロジェクトが一段落しているときは「分析」をお休みする時期もありますが、時間配分を細かく管理したい忙しい時期には、そうした使い方もできます。

場所と時間の編集も可能

 この「タイムライン機能」を使うには、まず「Googleマップ」を起動して、左上の「メニューアイコン」をタップ。出てきた「設定」をタップします。

 次に「個人的なコンテンツ」を選択して、「位置情報」と「ロケーション履歴」をオンにすれば完了です。あとは、アプリが自動的にその日たどったルートを記録してくれます。

 タイムラインを確認するときは、「メニューアイコン」の「タイムライン」をタップ。画面右上の「カレンダーアイコン」の日付を選択すれば、過去のタイムラインも確認可能です。必要に応じて、場所や時間の編集をすることもできます。

 「Googleマップ」は、仕事だけでなくプライベートでも使っています。例えば、タイムラインの下にある「現在地共有」という機能です。

 freeeには、部署や職種を超えた部活動(通称オフカツ)があり、私はサイクリング部やボルダリング部などに入部しています。サイクリングをするときに「現在地共有」をすれば、電話やメールでやり取りをしなくても、各メンバーがどこにいるのかが一目瞭然。全員の到着時刻の目安も把握できるので、その後の予定も立てやすくなります。

「毎日を楽しく過ごすため」にアプリを使う

 その他に入れているアプリは、雑誌を読むための「dマガジン」や、決済アプリの「LINE Pay」、新幹線サービスの「スマートEX」など。誰かとつながるタイプのアプリではなく、生活が便利になるタイプのものを入れています。

 私は知的好奇心が強くて、新しいことを発見したら、とにかく試してみたくなる性格です。「コレを使ったらもっと生活が楽しくなるかも」という感覚で、アプリを探したり使ったりしています。苦痛に耐えながら苦手なことを克服するのは努力のコスパが悪過ぎると思うから、ときにはアプリの力も借りてみる。楽しみながら、課題を解決する方法を見つけたいと思っています。

石川美喜(いしかわみき)
石川美喜(いしかわみき) 人事系コンサルティング会社を経てfreeeに入社。現在は、ユーザー事業部の一員として20~100人の事業所を対象にクラウド会計ソフトfreeeの導入支援を行っている。自転車部所属。「人が人らしく、その人がその人らしく働ける環境を作る」をモットーに、freeeで働く傍ら、コワーキングスタジオの運営スタッフとしてパラレルキャリアに奮闘中。

取材・文/青野梢

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