日々降り注ぐギフトをつかんで

松嶋 「今の自分がやらなければならないこと」と「自分がどうしたいのか」、それだけに焦点を当てて、焦らずに目の前のものを一つひとつこなしていけば、きっと次へ繋がっていきます。すべて一生懸命にやろうとするからこそ、考えが広がってゴチャゴチャになってしまうんですが、毎回シンプルなところに立ち戻ると、ストンと落ち着けるんじゃないかなと思います。

大沢 計画することが悪いとは言わないけれど、いろいろ計画してもその通りにはならないです。人生って、自分の想像以上のギフトが毎日訪れているのに、必死だし、怖いし、不安なので、それに気づかないんです。あまり自分の計画とか夢におぼれずに、毎日降ってくるギフトをちゃんとつかんでいれば、勝手に自分の行くべき道に運んでくれる気がするんですよ。色々な出逢いもチャンスもいっぱいあるので、そういうものを見過ごさないでほしいなと思います。

20代のころは不安や焦りのほうが多かったと話す松嶋さんと大沢さん
20代のころは不安や焦りのほうが多かったと話す松嶋さんと大沢さん

取材・文/安藤小百合 写真/鈴木愛子