全米ベストセラー『サードドア 精神的資産のふやし方』発刊を記念し、著者のアレックス・バナヤン氏が来日しました。同書は、バナヤン氏が米国各界の著名人25人に突撃インタビューを試み、成功したり失敗したりを経て成長を遂げていく7年間をまとめた、ノンフィクション冒険物語です。今回の本でバナヤン氏が言いたかったことや、どのような影響を若い読者にもたらしたのかを伺いました。
著名人のキャリアの足掛かりを知りたい
バナヤン氏は1992年生まれの27歳。大学に入学した18歳のときに、それまで目指してきた「医者になる」という目標に興味を持てなくなります。どうやってキャリアの足掛かりをつくったらいいのかヒントを得ようとして、次々と著名人の伝記を読み始めました。
ですが著名人それぞれの「初めの一歩」が何だったのか、詳細が書いてありません。だったら自分が書けばいい、と自らインタビューすることを思い立ちます。得られた答えを集めて本にすれば、キャリアを決めかねている同世代にとって助けになるはずだと考えたからです。彼はそれを「ミッション(使命)」に決め、行動を開始します。著名人はビル・ゲイツ氏や投資家のウォーレン・バフェット氏、アーティストのレディー・ガガ氏、司会者のラリー・キング氏など多彩です。