ビル・ゲイツ氏に会うのを目標に

――両親や知り合いの大人たちではなく、大きな成功を収めた超有名人たちの「初めの一歩」を知りたいと思われたのは、なぜでしょうか。

 何かを達成し、成功した人が放つメッセージは、米国社会の中で――もちろん日本社会だって――明白です。特にビル・ゲイツ氏は紛れもなく、世界一の富豪であり、私の世代から見て、最大の成功者であることは間違いありません。私が10代の頃にゲイツ氏はマイクロソフトを去り、フィランソロピスト(篤志家)になりました。彼を目標にするのは自然でした。

 私は1992年生まれで、デジタル世代です。コンピューターはふつうにあり、ウィンドウズやマイクロソフトWordなどのソフトウエアを使って育ちました。

 私がインタビューした人々の中で、(自分の)緊張をほぐすのに一番苦労した人物がゲイツ氏でした。聞き手として何らかのストーリーを期待したのですが、彼の話すことはすべてデータで、専門用語が多かったですね。インタビュー中は、なんとかして彼を笑わそうと努力しました

「ビル・ゲイツ氏をはじめとして、会いに行きたい人、会うためにすべきことをリスト化して張り出しました。リストに何か残っていると、罪悪感すら覚えます。私は、これまでの人生で達成したことは、必ず紙に書き出していました。リストは自分との約束なのです」
「ビル・ゲイツ氏をはじめとして、会いに行きたい人、会うためにすべきことをリスト化して張り出しました。リストに何か残っていると、罪悪感すら覚えます。私は、これまでの人生で達成したことは、必ず紙に書き出していました。リストは自分との約束なのです」