アメリカでこんまりメソッドがヒットした理由は?

→「楽しそう」と思ってもらえたこと

 「アメリカでは、外部サービスを使う人も多いし、ライフオーガナイザーも多いです。ただ外部にお願いしたとしても、『ものを捨てる・残すものを選ぶこと』は自分でやらなければなりません。この過程を体験された方の多くは、こんまりメソッドに共感してくださいます。

 番組では、ものが片づかなくて悩んでいたお客様が自身と向き合い、自分の手でときめくものを残し、家をよみがえらせていく。番組を通じて、どんどん前向きになっていくお客様を見て、『楽しそう!やってみたい!』と思ってくださる方が増えたように思います」

文化も建物も収納方法も違うアメリカ。ものの量も桁違いに多い
文化も建物も収納方法も違うアメリカ。ものの量も桁違いに多い

「心」が散らかったときは、どうしてる?

→大きなスケッチブックに自分の気持ちを書き出す

 「私にも心が散らかるときはあります。女性なので、特に産後は何かがまとまっていたことがなかった印象です。仕方がないことですが、ホルモンバランスの乱れに振り回されることが多かったです。

 そんな中、私なりの解決法は、とにかく書き出すこと。大きなスケッチブックを使って自分の気持ちをざざざと書いていくんです。すると、自分で変えられることとそうでないことが分類でき、考えても仕方がないことだと納得できたり、 自分にとって必要な行動は何かが見えてくる。するとすっと心が落ち着いていきますね」