「今の時代、働き方の選択肢は多様にあります」――そう言われるほど、何が正解か分からない! 甘っちょろい「女子力」なんかじゃ未来の扉は開かない。じゃあ、どんな武器が、アイデアが、私たちには必要なんだろう。一緒に考えましょう。

欲しいのは女子力じゃない 私たちの「働く」徹底討論

毎日忙しく働いていても、ふとした瞬間に感じる将来への不安や焦り。「こんなにモヤモヤしていて、この先もずっと働き続けられるの?」と悩む人に、1万3000人以上にアドバイスをしてきたキャリアカウンセラーの藤井佐和子さんが「20年後も働き続けられる自分になる方法」を伝授します。

キャリアの選択肢が増えたからこそ、思い悩む

 約17年間にわたり、1万3000人以上にカウンセリングを行ってきた藤井佐和子さん。カウンセリングを始めた2002年ごろは「働き続けるか、どうするか」といった悩みが多かったそうですが、近年は「働き続けることが前提」の相談が多いそうです。

 「働く女性のキャリアアップへの関心は、急速に高まっています。特に20~30代の相談で多いのは、『成長しなきゃ』という焦り。転職するにしても『どうキャリアアップにつながるか』を考えている人が増えています。そんな中で自分を同級生や同期と比較して不安になったり、30代では働いて結果を出したくても育児・出産、不妊治療などのライフイベントで仕事をセーブせざるを得なかったりします。いろいろと悩んで、『疲れた』という声もすごく多いですね」

 女性が働き続けることが一般的になり、キャリアの選択肢が広がってきたからこそ、「自分はどうするべき?」と迷う局面が増えているようです。

 「女性は現実的ですし、いい意味で時代の動きに左右されやすいのだと思います。変化に柔軟に対応するのはいいのですが、そのときに 『自分の軸をしっかり持つ』ことが、とても大事。軸が定まっていないと、ブレて人に流されるがままになってしまいます」

20~30代では「成長しなきゃ、と焦る気持ちを打ち明ける相談者も多い」と藤井さん