「今の時代、働き方の選択肢は多様にあります」――そう言われるほど、何が正解か分からない! 甘っちょろい「女子力」なんかじゃ未来の扉は開かない。じゃあ、どんな武器が、アイデアが、私たちには必要なんだろう。一緒に考えましょう。

日経doorsのブランドムービーで主演をつとめた吉村優花さん。作品中では疲れてパソコンの前でうたた寝したり、悩みを振り切るように走り出したり、doors世代の毎日を体現したような演技がとても印象的です。吉村さん、ムービーを撮り終えての感想や仕事について、そして今後の夢を教えて!

ブランドムービーはまさに今の自分

 日経doorsのブランドムービーは、会社員の「私」と、Tシャツ姿の「(心の中に生きる)私」が対面して自問自答しながら決意を固めるストーリー。作品の中で、通勤途中の疲れた姿や、オンもオフもうまくいかずに悩む様子を見せている吉村優花さん。その演技は一瞬、「本当に等身大の会社員なのでは?」と思ってしまうほど。

 「私自身はこの3月まで大学生だったので、会社員の経験はありません。3歳年上の姉が、まさにパソコンの前で居眠りしながら仕事をしているのを見て、ヒントにしました。役作りについては、会社員役の女性も白Tシャツ役の女性も、どちらも素の自分に重なる部分があります。そのため、役を作り込むというよりは、監督と話しながらイメージを膨らませ、自然に演じるようにしました」

 このムービーへの出演オファーがあった時、吉村さんは「やった!」と思わずガッツポーズをしたといいます。それはつねづね作品の中でやってみたいと思っていた「走ること」「歌うこと」「ストーリー仕立ての作品に出ること」「ナレーションも担当すること」の4つの要素がすべてつまっていたから。

 「しかも、今回はオーディションではなく、オファーで選んでいただきました。オーディションは何百人の中から1~2人が選ばれますが、オファーは私、吉村優花だけを指名してもらえるものです。こんなにうれしいことはない、この作品は絶対に良いものにしたいという決意で臨みました。作品中に『すんなり進めないのは、きっと自分だけの扉を開けているから』というセリフがありますが、まさに今の私そのものなんです」