使うところにはドーンと、でも罪悪感がある人も

 まず、お金を惜しまず使っているものは何かを個別回答で聞きました。自分が価値を認めるものには、ドーンとお金を使っているようです。一方で、使いたくてもなぜか罪悪感があったり、将来を考えたりしてしまうとなかなか使えないという人も。

惜しまずにお金を費やしているモノ・コト
・観劇(年間30万~50万円、遠征費を含めるとそれ以上)、最低でも月1回の国内旅行、年2~3回の海外旅行。(33歳、小売)
・書籍代(月に1万~2万円)。欲しいと思った本は値段を見ずにすべて買う。(33歳、商社)
・好きな俳優が出ているミュージカル、舞台のチケット1回6000~8000円。1公演につき4~5回は見る。(27歳、流通)
・日々の食料品。多少高価でも添加物の少ない商品を選んで買う。魚を週3回は購入する。(24歳、保険)
・スキルアップのためのオンライン講座30万円、月2回のエステ代2万円、美白美容液1本1万8000円。(27歳、金融)
・住居(賃貸マンション、家賃17万円程度)。駅から近く、勤務地と実家に1本で行ける、静かなことを考慮して選んだ。(29歳、法律事務)
・趣味費。アニメゲームの気に入ったグッズは、本当に欲しければ値段は関係ない。勉強代・資格取得費用。2018年は合計10万円。おかげで時給も大幅アップした。(31歳、教育)
・自己投資は惜しまない。資格やワークショップ等、やりたいことに貪欲に使っています。(25歳、不動産)
・お金を使うことに抵抗があり、家電など高額商品、サービスの購入の決断に時間がかかる。(38歳、情報通信・IT)
・お金を使うことへの躊躇と後悔が結構あって、罪悪感になり、ストレスになることがある。(39歳、自営業・フリーランス)

お金を使うために決めているマイルールとは?

 お金を納得いくように使うために、決めているマイルールについても聞きました。多くの人が、負担にならない範囲で家計をコントロールするルールを実践しているようです。

自分なりに決めている「マイルール」
・1カ月間の予算を決める。支出はマネーフォワードで管理し、不要な支出がなかったかを月末に確認。その結果をインスタグラムに掲載して、不要な支出をしないための抑止力にする。(25歳、製造)
・お昼ご飯はできるだけ自炊。支払いは基本的に電子マネーやクレジットカードにして、使用総額をちょこちょこと確認する。(28歳、その他業種)
・給与、天引きの貯金の額、固定費(家賃、奨学金、食費など)を計算し、1カ月で自由に使える金額をおおよそ把握。その範囲内で美容・服飾・旅行などに使う。(33歳、製造)
・もともとの性格で、余裕があるとすぐ貯金しようとしてしまうので、女子力を落とさないためにあえて美容費や服飾費を予算決めし、意識的に使っている。(33歳、その他業種)
・日用品の買い物は土曜日だけにする。週1にすると使い切るようになり、ムダが減る。(35歳、保険)
・銀行通帳の記帳、クレジットカードの利用明細、携帯電話の利用明細は欠かさずチェック。買い物のレシートはできるだけもらうようにして日記代わりにしている。(35歳、情報通信・IT)