アルゼンチン・ブエノスアイレス在住のサラさんの場合

サラさん(仮名)36歳
仕事:IT・営業
月収:ひみつ
住まい:アルゼンチン・ブエノスアイレス在住・一人暮らし

 アルゼンチン出身のサラさん。南米、ラテン系の明るいdoors女性は、お金の使い方にどのようなポリシーがあるのでしょうか?

Q:貯蓄や投資はしていますか?

A:将来のために、株式投資をしているわ。生活費を差し引いて余ったお金は、将来のために貯蓄。生活費は毎月変動するので特に目標は決めていないけれど、月収の約2割は毎月貯蓄しているかな。

Q:どんなお金の使い方をしている時に、幸せを感じますか?

A:旅行をしている時と、友達と過ごしている時。長いお休みが取れたときは、だいたい海外旅行へ出掛けるの。これまでも、チリ、ブラジルなど南米諸国の他、インドやトルコ、東南アジアへも行ったことがあるわ。(※筆者と出会ったのは、日本に旅行に来ていた時)日本には約2週間いる予定で、東京以外にも、京都や広島へ行く予定。知らない場所へ行くと、新しい世界や異文化と触れられて、とても楽しい。だから、旅行のためにはお金は惜しまないかな。友達と一緒にご飯を食べたり、買い物をしたりするのも好きなので、友達と一緒にいる時もお金を使うことに対して罪悪感はないわ。

タイ出身のリタさんと同様、サラさんも旅行好き。写真は京都・伏見稲荷大社で撮影したもの 写真/サラさん提供
タイ出身のリタさんと同様、サラさんも旅行好き。写真は京都・伏見稲荷大社で撮影したもの 写真/サラさん提供

Q:買い物の「マイルール」はありますか?

A:あまりファッションにはこだわらない。それよりも、おいしいモノを食べたり、旅行をしたり、そうした趣味にお金をかけたい派かな。いつも新鮮な気持ちを持つようにしていたいし、新しい体験が好きだから、旅行はやめられないわ。

仕事もお金も「自分軸」が大切

 二人に共通していたのは、お金の使い方に「自分軸」があること。何にお金をかけたいか、どのような出費は抑えるのか――。自分にとって何が大切かを理解しているからこそ、人生を楽しんでいるのだと実感しました。お金を「ためる」だけではつまらない。けれど、「使い過ぎ」も考えもの……。自分が本当に幸せを感じるモノにお金を使い、「メリハリ消費」を実現すれば、満足度が上がる。そうすれば、幸福度も高まる「コスパのいい買い物」ができるかもしれませんね。

 あなたにとって、自分を幸せにするものは何ですか?

取材・文/浜田寛子(日経doors編集部)