頑張っている同志を見つける事が大切

――忙しい時は何が支えになったのでしょうか?自分なりの気分転換の方法などはあったのでしょうか?

ベッキー そもそも自発的に気分を転換しようという発想がなかったんです。出たかった番組からオファーが来るとうれしさで気持ちが晴れる、の繰り返し。

 ただ、大きかったのは、芸能界で同じようなハードスケジュールで働いていて友人の存在ですね。「私、今日点滴打って、仕事を乗り切るんだ!」なんて点滴自慢をし合うことも。そんなささいなやり取りに救われましたね。働く女性の皆さんも頑張っている同志を見つける事が大切だと思います。

――キャリアを重ねていくうちに、仕事に対する姿勢も変化していったようですね。

ベッキー 大きかったのは日々感じていることを綴った『ベッキーの心のとびら』という本を25歳の時に出してからです。バラエティ番組だけに出ているとファンが誰かもわからないし、私がしていることが誰かに伝わっているのかも実感がありませんでした。ですが、本を出してからファンの方からメッセージを頂いて、「元気をもらった」とか「この本を読んで生きる勇気が沸いてきた」と言われて…。私が人に何かを伝えていいんだと思うようになってきました。それ以降、バラエティ番組だけでなく、もっと他のお仕事、音楽活動なども始めてみようと思ったんです。

 仕事に対する姿勢も少しずつ変わってきたというベッキーさん。そして、28歳の時に大きな変化が訪れます。悩み続けた20代後半、どのように仕事に向き合ったのか、そしてその頃の自分にどんな言葉をかけてあげたいか、次回たっぷり伺います。

取材・文/飯泉 梓(日経doors編集部) 写真/花井智子

ベッキー

タレント
女優
 

タレント・歌手。1984年3月6日生まれ、35歳。神奈川県出身。14歳芸能界をデビュー。以降、数多くのバラエティやトーク番組で活躍。昨年、デビュー20周年を迎えた。

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