気候や言葉の問題。そして海

3.気候が温暖

これは個人的な趣味ですが、私は温暖な気候が好きです。メンタル的にも、北国より南国のほうが、気持ちがポジティブになりやすいタイプ。服もTシャツ、短パン、サンダルといったラフな格好をすることが多く、だからこそリラックスして人との距離が詰めやすいと感じます。

4.英語が通じる

スペイン語圏の中南米だと、英語はほぼ通用しません。ラテン系の人たちは陽気なので楽しげにいろいろ話しかけてくれますが、正直私には内容が分かりませんでした。旅の途中、スペイン語学校で2カ月ほど勉強したのですが、中学・高校の6年間勉強した英語のレベルには到底届かず。その点フィジーは英語が公用語なので、やはり英語圏は便利だと感じました。

5.日本人の居住者が多少いる

なんだかんだいっても、いざ何かあったときに同じ日本人が近くにいることは非常に心強いです。また、日本人が一定数住んでいるエリアでは、日本人向けの店(日本食レストラン、日本食材店、美容院、旅行・不動産関連の店など)があったりして、何かと便利。ただ、日本人が多過ぎると、日本に住むのとあまり変わらなくなってしまうので、バランスが大事です。

6.海が近い

これは日本でもそうかもしれませんが、私は海の近くにいるだけで、癒やされ、自由を感じることができます。世界一周の旅も海外移住も、その決断をした瞬間は海を眺めているときでした。海が持つ底知れぬパワーに背中を押してもらえる感じがします。

7.自分のくだらない「常識」を壊してくれる

例えば、ペルーの長距離バス内で催されたビンゴ大会でのこと。景品は「バス内で歌う権利」でした。この瞬間、「ビンゴの景品はモノ」という私の常識が壊れました(優勝したのはやはり陽気なペルー人でした。笑)。アーティストたちが集まって独立宣言した芸術共和国(リトアニアにある未承認国家、ウジュピス共和国)を訪問したときは、「国を勝手に作ることはできない」という常識が崩れました。自分の常識が「ただの思い込みだった」と気づく瞬間がすごく好きです。

フィジーの海岸にて「ビーチ乗馬」を満喫
フィジーの海岸にて「ビーチ乗馬」を満喫