フィジーで英語学校の校長を務める筆者は「日本・フィジー・デンマーク」の世界3拠点生活(トリプルライフ)を実践する。現在は新型コロナウイルスの影響により、フィジーにとどまっています。そこで、第5回の今回はコロナ禍の今こそ「ボランティア」を再定義しようというテーマで、コロナ禍で今私たちができることをお伝えしたいと思います。

ボランティアとは

 「ボランティアをしたことがありますか?」

 私が校長を務める英語学校(在フィジー)の日本人留学生たちに、この質問をすると「やったことないです」や「一度だけ、東日本大震災のときに少し」というような答えが返ってきます。本当にそうなのでしょうか。

 「ボランティア(volunteer)」という言葉を英英辞典で調べると、こういう定義が書かれています。

 “A person who does something, especially helping other people, willingly and without being forced or paid to do it”

 ざっくりと訳すと、「強制されるわけではなく、お金を受け取るわけでもなく、喜んで他人を助ける人」となります。

 続けて、留学生たちに「以下の6つのうち、どれがボランティアですか?」と質問します。