新しいスキル開拓の可能性を探ったり、人とのつながりを広げたり…。ちょっとした小遣い稼ぎ以上の価値を生む手段として注目されている副業。本業とのバランスの取り方は? 稼ぎ方のコツは? 成功しているパラレルワーカーたちに伝授してもらいます。第2回は、本業で培ったスキルで、副業の月収最高約48万円を達成した冨士綾香さんに聞きました。

(上)「パワポで月100万」投稿で発見した本業スキルの価値
(下)副業月収は最高48万円 単価12倍にした納得のワザ ←今回はココ

初めは「スライド1枚で400円」

 パワーポイントのスライド作成「1枚当たり単価400円(発注は5枚から)」でスタートし、事業を始めて1年ほどで「1枚当たり単価3000~5000円」までアップさせた冨士さん。1案件で作成するスライドは平均して15~20枚ほどです。直近1カ月の売り上げは約48万円に到達しました。

 本業の職場は裁量労働制で、冨士さんの標準的な勤務時間は朝8時半~18時ごろまで。終業後、夕食と休憩を取った後の2~3時間を副業に充て、案件が集中しているときは、さらに土曜日もまるごと使うことが多いとか。「コロナ禍では出掛ける機会もめっきり減ってしまったので、家での時間を副業に充てるのは苦ではない」と話す冨士さんですが、そのボリュームは「片手間」のレベルを超えています。

 副業収入といえば月に数万円程度の人が多数派を占めるなか、ここまで稼げるのはなぜなのでしょうか。

副業成功のコツ、詳しくは2ページ目以降で紹介します!
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