日ごろからやっておくべき地震対策

 日ごろからやっておくべき地震対策として、国崎さんは「自宅やオフィスに限らず、倒れやすい棚やキャビネットは固定しておくことが重要。家具の耐震対策をまだやっていない人は、今すぐ対策してください」と言います。頭に物が落ちて来たり、家具の下敷きになったりするリスクを減らすために大型の家具ほど対策が必要です。

1.キャビネットや棚の耐震対策をしておく
 「ホームセンターなどで購入できる家具転倒防止金具などを利用して、自宅、オフィスにかかわらず、倒れやすい棚やキャビネット、机などの全ての什器類や家具を固定しておく。電気製品も耐震用ジェルパッドを使って固定しましょう」

L字金具など、家具の高さや大きさに合わせてしっかり固定できる転倒防止金具を選ぼう
L字金具など、家具の高さや大きさに合わせてしっかり固定できる転倒防止金具を選ぼう

2.ハザードマップを確認しておく
 「自宅やオフィス周辺、実家など日ごろから親しんでいる場所のハザードマップを確認し、その情報から災害時の行動を検討しておきます。ハザードマップは各自治体、市区町村のホームページ、国土交通省のハザードマップポータルサイトで公開されています。もし地震による津波、台風などによる河川の氾濫が起きた際は、できるだけ高いところへ走って逃げることが大事です」

ハザードマップは各自治体、市区町村のホームページ、国土交通省のハザードマップポータルサイトで確認できる
ハザードマップは各自治体、市区町村のホームページ、国土交通省のハザードマップポータルサイトで確認できる

 「地震など災害が発生したときは、自分も周りの人もパニックになりがちです。普段から『もし、今大きな地震が来たら?』とシミュレーションをしておくことで、いざというときにあわてず、冷静に行動できるはず。不安になり過ぎず、でも楽観し過ぎないように非常事態に備えておきましょう

構成・文/高橋奈巳(日経doors編集部) イラスト/エイイチ、PIXTA