自宅だけでなく、外出先やオフィスにいるときなど、災害はいつどこで起きるか分かりません。一人暮らしの場合でも用意しておきたい防災グッズや日ごろから備えるべきこと、地震発生時に命を守る正しい行動について、危機管理教育研究所・危機管理アドバイザーの国崎信江さんに話を伺いました。

1.地震発生!命を守るための行動マニュアル ←今回はココ
2.一人暮らしの防災 備えておきたいこと&防災グッズ
3.災害時にまずすべきことは? 一人暮らしなら災害疎開も

大きな地震が発生したら、まず、どんな行動をとればいいのでしょうか? 命を守るための適切な行動をシチュエーション別にまとめました。いざというときに備え、通勤ルートやオフィス、よく行く街、自宅周辺など、自分の身に置き換えてシミュレーションしておきましょう。

オフィスや街中で地震が発生したときの行動

 オフィスで仕事中や営業で外回りをしているとき、休日、街に出掛けているときなど、いつ起こるか分からない地震。大きな揺れを感じたら、「どこにいても安全確保を第一に、命を守るための行動をとりましょう」と国崎さんは話します。

 そこで今回は、都市部で働くdoors世代の女性に向け、オフィス、街中、電車(公共交通)、高層ビルにいる場合を想定した「身の守り方」を教えてもらいました。下記のイラストを参考に、日ごろから心掛けておきましょう。

あわてず、落ち着いて行動しよう
あわてず、落ち着いて行動しよう