危険を感じたら「災害疎開」を

 災害によって非日常の日々が続くと、精神的につらくなったり、危険な目にあってしまうこともあるかもしれません。そんなときはどうすればいいでしょうか。国崎さんが薦めるのは一人暮らしの人は身軽さを利用して、災害疎開をすることといいます。

 「被災地では人の気配もないような場所があったり、ボランティアと称して色々な人が入って来たりします。海外の窃盗団も被災地を狙って来ることがあります。身の危険を感じたり、不便な生活を強いられたりすることでストレスを抱えますし、不衛生な環境での体調不良なども懸念されます。心のケア的にも身を守るという意味でも、いったん離れることもお勧めします」

 1人で移動するのは危険なこともあるので、「家族や友達に来てもらえるところまで迎えに来てもらったり、落ち合う場所を決めたりして離れましょう。実家に戻る、友達の家に身を寄せる、被災していない地域のホテルに泊まるなど、被災後にどこで生活するのかをイメージしておくといいでしょう」

取材・文/齋藤有美(日経doors編集部) イラスト/エイイチ