社会人として働きながら勉強をする「学び直し」「リカレント教育」。仕事や転職を目的とした勉強以外に、自分が興味ある分野を学ぶのもいいですね。今回は通信制大学で自分の興味ある分野を学んでいるミノシマタカコさんに、勉強法や1日のスケジュールなどを聞きました。

勉強を始めたきっかけは狛犬

 ウェブ編集、ライターとして活動するミノシマタカコさん。狛犬(こまいぬ)好きが高じて『狛犬さんぽ』(グラフィック社)という本も出版しています。そんなミノシマさんが美術大学の通信教育課程を受けたのも、狛犬がきっかけ。

 「狛犬に関する本を執筆する中で、趣味である狛犬さんを『より広く文化財やアートといった観点から見る視点を深めたい』と思いました」

 以前、美術大学を受験したいと考えたことがあり、調べるなかで通信制の存在を知ったそう。ミノシマさんが選択したコースでは、学芸員の資格が取れることに加え、芸術史や博物学論なども学べます。最終的な決め手となったのは卒業生の卒論。

 「より深く文化や民芸について学べると思いましたし、なにより、自分も同じように学びたくなりました」

「学ぶ場所」選びの決め手
・自分の興味がある分野をより深く知ることができること
・社会人でも通いやすい日程・時間が選べること
・実際に卒業生の制作物などを見てみて納得できること