コロナ禍の世界で平等な未来を　国際女性デーに注目

3月8日は「国際女性デー」。女性たちの地位向上を目指し、男性も含めたすべての人が幸せに生きられる世界を願う日として、さまざまな催しが行われています。また、3月1日～8日は「女性の健康週間」として、全国各地で「女性の健康づくり」に関する企画やイベントが行われます。今回は「国際女性デー」に関連したイベントと、「超吸収型サニタリーショーツ Be-A《ベア》」を開発した、Be-A Japan代表の山本未奈子さんのインタビューをお届けします。

国際女性デーとは

　毎年3月8日は「国際女性デー（International Women's Day）」です。1904年、アメリカ・ニューヨークで婦人参政権を求めたデモが起きたことをきっかけに、国連によって1975年に女性の社会参加と地位向上を訴える日として定められました。

　UN　Women（国連女性機関）が定めた、2021年の国際女性デー（IWD 2021）テーマは、「リーダーシップを発揮する女性たち：コロナ禍の世界で平等な未来を実現する」。世界全体が新型コロナウイルスと闘う中で、女性たちは、医療や介護者など、多くの分野で最前線に立っています。またコロナ禍では、失業や家庭内での負担など、女性が抱える不平等さも浮き彫りとなりました。

　さらに3月8日は「ミモザの日」でもあります。イタリアでは「FESTA DELLA DONNA（フェスタ・デラ・ドンナ＝女性の日）」として、女性たちへの感謝を込め、母親や妻、友人や会社の同僚などに愛や幸福の象徴でもあるミモザが贈られます。幸せを呼ぶ黄色い花は、今や世界中で「国際女性デー」のシンボルともなっています。

HAPPY WOMAN FESTA 2021

(C)HAPPY WOMAN

　「国際女性デー」を日本でも社会的なムーブメントにするため「女性のエンパワーメント推進と社会活性化」「SDGs推進」を目的とするHAPPY WOMAN実行委員会が行っているイベントです。今年で5周年を迎え、2030年までに47都道府県での開催を目標に全国に広がっています。

　今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、幸せの黄色い写真をSNS投稿するキャンペーンやラジオ番組、オンラインセミナーなどの企画が充実。さらに「国際女性デー音楽祭」「国際女性デー短編映画」など5周年を記念した特別企画も行われます。

わたしたちのヘルシー ～心とからだの話をはじめよう～

　YouTubeとInstagramで行われる、女性の心とからだの健康について考える2日間のオンラインイベントです。意外と知らない女性自身の心とからだのヘルスケアについて、見て、知って、ときには楽しみながら考えられる内容となっています。

　アーティスト、タレント、医者や専門家など、幅広い話し手によるトークのほか、視聴者の悩みに答える企画や、ミュージシャンによるライブなども予定されています。生理や妊活、不妊や女性のからだ特有の悩み、セックスのことなど、自分のからだに向き合う時間になるはずです。