ちょいテクで効果大! 口元&目元の保湿ケア

 乾燥する時期になると、特に気になるのが唇の割れ目。客室乗務員は潤いを保つため、リップケアにも注意を払っているそう。化粧をする前に必ず角質ケアを行い、寝る前に保湿できるようベッドサイドにリップバームを置いているとのことです。

 またサービス業においては、長時間でもメイクの状態を保つのも大切なポイント。ソマリさんによると、口紅を長持ちさせるため、はみださないよう唇の形に沿ってリップライナーを引き、ファンデーションの上から口紅を塗っているそうです。

最後に口紅を塗って完成。表情が一気に明るくなりました
最後に口紅を塗って完成。表情が一気に明るくなりました

 さらに、乾燥する機内で肌の潤いをキープするため、日ごろのケアにも力を入れているとか。特に肌の薄い目元の乾燥対策について聞きました。

 「目元のケアにはアイジェルやアイクリームがおすすめです。乗務中は簡単に使えるローラー付きのアイジェルでケアを行い、普段はアイクリームを中指で軽くたたくように付けています。アイジェルを冷蔵庫に入れたり、冷やしたスプーンを目元に直接当てたりすると引き締め効果が上がりますよ」(ソマリさん)

目の周りをこするとシワの原因になることも。アイクリームは指先で押し込みましょう
目の周りをこするとシワの原因になることも。アイクリームは指先で押し込みましょう

 さらに自宅ではフェイスマスクも使っているそう。ソマリさん一押しのフランスの化粧品メーカー「クラランス」のフェイスマスクは特に保湿力が高め。肌の特徴に合わせてさまざまな商品がそろっており、コンディションによって使い分けられるため、長距離出張で飛行機を使う人にもおすすめです。

 10時間以上のフライトで上質なサービスを提供している客室乗務員のメイクテクニックは、忙しいオフィスメイクにも転用できます。ぜひ皆さんもチャレンジしてみてくださいね。

文/華井由利奈 写真/清水知恵子