迷ったら、「自分の幸せ」を基準に考えてみる

「迷ったら、自分の心に正直になって考えることが大切」(川島)
「迷ったら、自分の心に正直になって考えることが大切」(川島)

参加者からの質問 後悔しない決断をするために大切なことは?

村上 とにかく「自分で決める」ことが大事。「起業」=「すごい」って思われるけど、私は自分のできることを続けていきながら、結果として自然とその道に至りました。最初、私は自分個人が何かを成し遂げることに執着していましたが、それって「自分本位」だったんだなと気付いたんです。仕事は、結局誰かの役に立ってこそ成り立つし、続けることに価値がある。「NEXTWEEKEND」を始めてインターン生を採用したのですが、一緒に戦ってきたその子たちを就職で他社に送り出すことに疑問を感じ、急遽新卒採用を決めました。

川島 仕事って、思った通りにいかないことだらけ。生き方についても同じことが言えるのではないでしょうか。女性の生き方の選択肢が多い今は、「自分にとって何が幸せか」を考えるのが大切だと思います。情報があふれている現代、それらを取捨選択し、自分で見極めることが必要ですよね。何かに迷ったら、私は「AとBのどちらが幸せ?」と自分に問いかけるようにしています。例えば、『転職したことのある人生とそうでない人生、私にとってどちらが幸せ?』というふうに。周囲の人や社会を基準に考えるよりも、自分軸で考え、結論を出すことで後悔のない選択ができるのではないかな。

森本 仕事も頑張りたいし、将来、結婚や出産もしたいし、やりたいこともあるし……と考えると、これから人生で選択、決断しなければならない場面がもっと増えてくるでしょう。「なかなか決められない」というときは、ただ誰かに話を聞いてもらうといいと思います。話しているうちに自分の考えが整理されてきて、落ち着いて決断できるようになるはず。家族や親友とも違う、第三者的な立場で話ができるメンターを持つこともおすすめです

会場ですてきなグラレコを披露したのは学習院大学3年の根本清佳(さやか)さん。ノート代わりに写真を撮る人が続出。
会場ですてきなグラレコを披露したのは学習院大学3年の根本清佳(さやか)さん。ノート代わりに写真を撮る人が続出。