理想と現実のギャップはあっても「挑戦」はできる

就活生からの質問 社会人になってから感じた理想と現実のギャップはどのようなものでしたか?

牧野さん(以下、敬称略) (社会で)チャレンジしている人って意外と少ないんだなと感じました。僕は、仕事は「自分のやりたいことが誰かのためになる」、楽しいものだと思っています。大企業にいた頃は、自主的に企画を考える人が少なくて、誰かに言われたことをただやっているだけという感覚になったこともありました。

田汲さん(以下、敬称略) 最初に入った会社ではギャップは感じませんでしたが、転職した出版社では、商品や予算に対する考え方に関して、未経験者の自分と他の社員の間に大きなギャップがあると感じました。それと、私が在籍していた宣伝部では、上司の指導がとても厳しくて(笑)。何をやるにしても、やはり人が大事だな、と。今の会社は優しい人が多いです。就職時に多少のギャップを感じても、あきらめずに、快適に仕事ができる環境を求めていくことが大切だと思います。

辻さん(以下、敬称略) 私が働き始めたときは、心から仕事を楽しいと思って働いている大人がこんなにも沢山いるのかと正直かなり驚きました

 また、社会の中では「若手」は「教育を受ける側」と一くくりに捉えがちですが、私の勤務先の会社では、若手だからこその意見や文化に、大人が価値を見いだして、ベテランと若手がともに手を取りあって、それをビジネスに変換していく。そんなフラットな関係で、利益を享受し合っているように感じます。それが実現できるのは、そもそもベテラン陣が尊敬できる人たちだから、ということが大きいように思います。若者に対して希望を感じてくださる大人がいることはとても心強いです。