早いもので今年も半分が過ぎました。働き方改革や、新型コロナウイルス感染症拡大防止のために推奨されているテレワークですが、いまだに「家だとダラダラしてしまう」「集中できない」という声も聞きます。そこで今回は、「テレワークにおける仕事の効率化テクニック」を紹介します。

テレワークで仕事の無駄を省く方法

 「テレワークが普及し、働く場所や時間、そしてツールも自由に選択できる時代になっています。その中で自分に合ったものを考えて選択することが大切です」。そう話すのは、クロネコキューブ代表の岡田充弘(おかだ みつひろ)さん。

 岡田さんは、謎解きゲームなどを企画・運営をする傍ら、仕事の時短術をはじめとするビジネス書を多数執筆。さらに企業に業務改善のコンサルティングを行うなど、まさに「仕事の効率化」のプロ。


クロネコキューブ代表 岡田充弘さん
「初めは何が必要か、必要でないかが分からないと思いますが、効率の良い作業環境を徐々に見極めていきましょう」(岡田さん)

 岡田さんがすすめる、テレワークの効率を上げるポイントは次の2つ。

1.デスク周りはシンプルに。紙資料はなくす

 とにかく無駄なものを机の上に置かないこと。「仕事で使う最低限のものだけを置きます。さらに、チームや会社全体で取り組む必要がありますが、紙資料をなくすこともひとつの方法。デジタル化することで、会社でも、家でも、スマートフォンでもスムーズに確認ができますし、何よりデスク周りがすっきりします」

 岡田さんの会社では、デスク周りに紙資料などは全くないものの、個人が好きなフィギュアやお菓子などはモチベーションアップのために置いてあるそう。

岡田さんの会社デスク
岡田さんの会社デスク

 「資料の代わりに、見るとやる気が高まるグッズなど自分の好きなものを置くようにしましょう」と岡田さん。

2.パソコンのデスクトップを整理する

 机の上だけでなく、パソコンのデスクトップも整理が大切です。「あなたのデスクトップ、よく分からないソフトやフォルダでいっぱいになっていませんか? 定期的に不要なものは削除したり、カテゴリ別のフォルダにまとめたりすることで、デスクトップが見やすく、ファイルも探しやすくなります」