人前で話すこと、得意ですか? 会議やプレゼンテーションで、言いたいことがなかなか伝わらなかった…なんていう体験をされた人は多いのではないでしょうか。今回はオンライン講座で、「伝わる話し方」のポイントを教えてもらいました。

 大勢の人前で話すときって緊張してしまいますよね。相手に自分の意図を伝えるには、どのような話し方をするとよいのでしょうか? アナウンサー、ナレーターとして活躍するchoko(ちょうこ)さんに、プレゼンテーションや会議、スピーチなどで使える「話し方」のポイントをオンラインレッスンで聞きました。

ポイントは「目的」の明確化

 プライベート時とビジネスとの話し方の違いは、「目的」を明確にするか、しないかということ。

 ビジネス上のプレゼンテーションや交渉の場では、「自分が何を成し遂げたいのか」を考えましょう。例えば、「契約を取りたい」「説得したい」「自分のアイデアを採用してもらいたい」といったように、目的を明確にすることが必要です。

 そして、最終的には「相手をどうしたいのか」「どうさせたいのか」を考えることが大切です。

例)自分の目的→相手をどうしたいのか
相手にゴーサインを出させたい→相手にゴーサインを出させる
賛成を取りたい→賛成を取る
商品を買ってもらいたい→商品を買ってもらう

 このようにすると目的がはっきりし、そのための手段を考えることができます。キーワードや筋道が自分自身で深く理解でき、話のブレがなくなるはず。

 もちろん、話の内容は相手の理解力に合わせていくことも大切。分かりやすい言葉を使い、次のページで紹介する「話し方の5原則(強弱、高低、緩急、間 (ま)、声色)」を盛り込みましょう。