「リカレント教育」という社会人の学び直しが広まっています。さまざまな勉強を始める人が増えているようですが、やはり英語を学び直したいという意見が多いよう。今回は、エンジニアとして働きながら英語を学ぶ高橋レナさんに、勉強法や1日のスケジュールなどを聞きました。

英語学習は「日本語に逃げる癖をなくしたい」から

SEとして働きながら英語を勉強している高橋さん
SEとして働きながら英語を勉強している高橋さん

 IT企業でシステムエンジニアとしてWEBアプリケーションの開発をしている高橋レナさん。これまで化粧品会社のECサイトや、開発エンジニアのための環境づくりなどの仕事をしてきました。英語の勉強を始めたのは社会人になって3年目の年。そこから約2年間、英語を学んでいます。

 英語を学び始めたきっかけは、転職して業務で使うプログラミング言語が変わり、より英語が必要になったから。仕事中にも、英語の参考書や公式マニュアル、関連記事などを読むことが求められます。また、業務に関わる文章を英語で書くことも。そんなとき、どうしても英語を避けてしまう癖がありました。

 しかし、作られたばかりの技術は、日本語訳の参考書などがないこともあります。ブラウザーの自動翻訳は完璧ではなく、表現が不自然。さらにエンジニア用語は専門性も高く、訳しにくいという問題がありました。「英語で書かれているものを直接読んだほうが早い」。そう思い、「日本語に逃げたり、頼ったりする癖をなくそう」と、自ら英語を学ぶことを決意したそうです。

こんな場面で英語が役に立つ

 上司やクライアントと画面共有しながらオンラインミーティングをするとき、ブラウザーの翻訳をかけずに話し合いができたのは、とても自信になったそう。また、その都度翻訳にかける時間が減ったため、仕事の効率も上がったといいます。