働く女性を悩ませる「キャリア」と「結婚」の両立。結婚後も仕事は変わらず続けられるのか不安な人も多いはず。今回は転職しキャリアアップする女性にインタビュー。結婚とキャリアの両立、タイムマネジメントについて聞きました。

多忙な前職 上司にタイムマネジメントを学ぶ

 YouTubeで活躍する動画クリエイターやインフルエンサーの中には、自身の公式グッズやブランドを持つ人も少なくありません。その企画から販売までをサポートするP2C Studioで、志賀美月さん(28歳)はブランドマネージャーとして働いています。現在はブランド立ち上げ、商品の企画開発などに従事。商品パッケージやイベントブース、さらには店頭什器(じゅうき)や配送するときの箱まで、「顧客が喜ぶようなものを企画・制作する」ことがモットーだそう。

P2C Studio ブランドマネージャー 志賀美月さん
P2C Studio ブランドマネージャー 志賀美月さん

 前職は、大手化粧品メーカーで、研究職として日焼け止め商材の製品開発に携わっていた志賀さん。物作りに取り組む中で、マルチな視点を養いたいと思うようになり、次第に「本当に今の仕事を続けていてよいのだろうか」と次第に転職を考えるように。

 研究職はスキルを磨くのに時間がかかるうえに、売り上げなどの数値に成果が直結しにくいため、評価が難しい面があったそう。志賀さんは当時多忙な部署に所属していて残業も多かったため、「こんなに働いているのに、なぜ評価してくれないのか」という不満が抱きやすい環境だったとか。

 そんなとき、上司からタイムマネジメントの必要性を教わった志賀さん。上司は子どもが生まれたばかりで、家事・育児と仕事を両立。時間の使い方、作業の優先順位、他部署との業務分担の仕方などを徹底的に聞き、自分の中に取り込んでいったそう。そんな志賀さんのタイムマネジメント術の一部を紹介します。